バブル建築の行方は??

建築設計について

久しぶりに大阪南港にあるATCに爬虫類イベント『レプタイルズフィーバー2021~小さな恐竜たちの世界~』に出掛けました。

小学4年の次男が行きたいというので、中1の長男も嫌々同行することになりました。私自身正直あまり興味がありません。なぜか長男の幼馴染の女の子の何人かは爬虫類が大好きで、このイベントのふれあいコーナーで、大蛇を首に巻いたりしていたようです。

会場に行って驚いたのは、年齢を問わず女性の来場が多いこと、加えて爬虫類を販売する店員が女性が多いという点です。どこに魅力を感じるのでしょう?息子の女友達は、かわいいやん!の一点張りですが、そういうもんでしょうか?!うちの嫁はそんな感覚はないようです。

ケンチクシの私は、会場であるATCシアターや、帰りに立ち寄ったICTセンターがとんでもなくバブル建築であることが気になってなりませんでした。

バブル期に計画された建築で、これでもか!というくらい装飾的なデザインが凝らしてあります。設計者もさぞかしお金が余って困ったのでしょうね。この建築を良しとしていた人達は、バブル崩壊後はどうなったのでしょう??少なくとも私はどう頑張ってもこの手のデザインはできませんし、したくもありません。

ACTシアターは写真がちゃんと取れていなかったのでありませんが、長男が天井に吊られている巨大な黒い塊は何?と聞いて来たので見てみると、天井高さ10m近くある天井の壁際に黒い巨大なスポットライトが天井面を照らしていました。それも大量に並んでいて、なぜか壁際を照らしています。

デザインや機能的な説明は大していらなかったのでしょう。計画された予算を消化するのに必死だったのではないでしょうか。設計者にとってある意味楽な時代でもあり、建築的価値が見えなくなった時代でもあったと感じています。

爬虫類よりも、バルブ建築の方が、異様で気持ち悪く、不気味で、何とも残念なお出掛けでした。次回は、良い刺激を受ける建築を見に行きたいと思います。

 

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