コミュニケーション能力を高める3つのマインド

建築設計について

こんにちは。ケンチクシのケンです。

人としゃべるのが苦手で、多くの人の前で発言する時は心が震えたり、のどがつまったりするという人はいませんか?

実は、若い頃の私はそんな感じで、同期や近い世代でいる時も言葉は少なめでした。

建築の仕事で、特に意匠設計者(ざっくり言うと、建物の形やデザインを決める人)は、社内のスタッフ、施主、施工者、役所、メーカーなど色んな人達とやりとりしながら設計を進めるので、コミュニケーションは欠かせません。

私が実践した3つのポイントを意識することで、特に施主とのコミュニケーション能力が格段に上がります!

コミュニケーション能力が格段にアップする3つのマインド

 

1.知っている振りをしない。
2.相手と同じ目線に立って話す。
3.面白い話を織り交ぜる。

順番に説明しますね。

1.知っている振りをしない。

施主の前でもついついやってしまいがちですね。何を言われているのかあまり理解できていないのだけど、うなずいたり、相槌を打ったりするやつです。

ここは知っているフリをしてしのごう。

知らないと思われたら恥ずかしい!とか、知らないと思われると信用を失う!という感情がそうさせるのでしょう。でもこれによって結局は会話が弾まない要因にもなっています。若い人ほど、分かっていなくても大きくうなずいていたりするので要注意です!

逆に、分からないことを素直に聞くと相手は案外喜んで教えてくれたりするものです。

人は自分の方が良く知っていることを他人に教えることで、優越感を感じます。私は、施主にその方の仕事の話を聞いて理解した時には、やや大げさに興味を示します。実際に未知の業界の話を聞くのには、興味津々です!色々興味を示すと、どんどん話が進み思って以上の情報が引き出せたり、結果その方と良い関係が築けたりするものです。

これと同じ理屈で、共通の趣味や経験がほとんどない人との会話は、ネタの宝庫と言えます。

二人の会話の中で、ひたすら自分の知らないことを掘り下げて行くと、相手はどんどん気持ちよくなり色んな話をしてくれたりします。

人によっては全く心を閉ざされる可能性もありますが、そこはこちらの問題ではないので断念しましょう。

2.相手と同じ目線に立って話す。

これもまた非常に重要なマインドだと思います。

コミュニケーションに慣れていない方に多いですが、ひたすら自分から一方的にしゃべる人がいます。コミュニケーションは、こちらの言いたいことを理解してもらい、それに対して同調したり、意見をもらって初めて成立するものです。

相手がどの程度理解できているかとか、どこに興味を持たれているかなど、相手と目線を合わせないがら対話するようにします。相手が複数人の場合、それぞれの立場や力関係なんかもあるので、それぞれの目線を意識しながら、半ば直感的に落としどころを見つけたりしています。

このマインドもついつい忘れがちですが、話のテーマが複雑になってきたなと思った時は、それぞれの立ち位置をストレートに聞いてみて、会話する全員で共有すれば会話が弾むこと間違いないです。ぜひ試してみてください!

3.面白い話を織り交ぜる。

ただでさえコミュニケーションをとるのが苦手なのに、面白い話なんて無理という方も多いかもしれません。確かに、簡単ではないですし、場の空気がピンと張りつめている時には判断を迷う時もありますよね。

私の経験から言うと、クレームを受けているなど特殊な場合を除けば、面白い話を織り交ぜることで話が弾みます。私の場合、自虐ネタか社内のスタッフを茶化すことが多いですね。もちろん茶化すといっても、当然相手を怒らせたり、傷つけたりしない程度のもので、聞いた人が素直に笑えるレベルに留めるように気を付けましょう!

そもそもなんで面白い話を織り交ぜる必要があるのか。

本来設計の打合せは緊張感が高まることが多いです。建築の施主は、膨大の資金を掛け、出資者の代表として私達と打ち合わせに臨むわけですから、時にはヒートアップすることだってあります。そんな時でも緊張を緩和した方が全員のコミュニケーションが高まるし、みんなから意見や要望が出やすくなります。

以上ですが、最後まで読んで頂きありがとうございます。

いかがだったでしょうか?使えるものがあればぜひ実践してんみてください!

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